平成31年 3月 1日放送 彼岸の由来
仏事の泉『彼岸の由来』平成31年3月1日(金)放送
日本には、お寺や仏教を身近に感じることの出来る年中行事が多くあります。
3月に行われる彼岸会(ひがんえ)もその一つです。
彼岸は、仏教が生れたインドの言葉のサンスクリット語で「パーラミター」と言い、
「悟りの世界に至ること、および、そのための修業」を意味します。
漢字では、その意味から「到彼(とうひがん)」と書くほかに、元の言葉の
「パーラミター」の発音から「波羅蜜(はらみつ)」「波羅蜜多(はらみった)」とも
書きます。
日本では古くから農作業が始まる春分の日に、豊作を太陽に祈願する
「日願(ひがん)」という習慣がありました。
この「日願」と仏教思想の「到彼岸」との融合が、他の仏教国の中でも類を見な
い、日本独特の「彼岸会」という行事を生み出したのではないかとする学説も
あります。
