平成27年 7月 3日放送 お墓と日本人
仏事の泉『お墓と日本人』平成27年7月3日(金)放送
日本に於いてお墓を大切にする文化は、古くは為政者や一部の有力者に
限られていましたが、そこには日本人の死生観をはじめ固有の精神性が
宿されています。
日本語には「この世」と「あの世」という言葉があります。
「この世」に在りながら「あの世」の先祖を諸仏として偲ぶところ。
それがお墓ということになるのではないでしょうか。
日本で庶民もお墓を持つようになったのは、江戸時代に入ってからです。
江戸時代に檀家制度が確立され、庶民の生活にも仏教が溶け込み、寺院墓地
なども多くできるようになりました。
明治以降お墓は、家ごとに建てられる様になり、代々受け継がれてきました。
時代は変わっても家族が連綿と生きてきた証として、お墓は大切に守って
行きたいものです。
お墓は、日本の風土と人の心の歴史です。
