平成21年11月19日放送 お経について
仏事の泉「お経について」平成21年11月19日放送
(近藤)知りたかった仏事の疑問にお答えする「仏事の泉」のコーナーです。
教えて下さるのは、福宝新発田店の荒木さんです。
よろしくお願いします。
(荒木)よろしくお願いします。
(近藤)今日のテーマは「お経について」です。
さっそくですが、「お経」とは、そもそもどのようなものなのでしょうか?
(荒木)一言でいえば、お釈迦様の教えをまとめたものが「お経」です。
(近藤)お釈迦様の教えをまとめたものですか。
(荒木)それから「お経」の「経」という言葉は、インドのサンスクリット語では「スー
トラ」といって、漢字では修多羅(しゅたら)とも書きます。もとは、「たて糸」と
いう言葉なんですが、そこから真理の教えを貫くものという意味を表します。
インドでは仏教以外の宗教の経典も「スートラ」と言うんです。
(近藤)なるほど。ところで、「お経」は、誰が書いたのですか?
(荒木)はい、「お経」は、お釈迦様が亡くなれた後、教えを正しく伝えるため に
結集(けつじゅう)といわれる教えをまとめるための会議が何度か開かれて
出来上がって来たものなんです。だから、とくに誰が書いたと言うものでは
ありません。
(近藤)宗派によって異なるようですが・・・
(荒木)そうですね。でも、それは宗派によって「お経」が異なると考えるよりも、
それぞれの拠りどころとする「お経」の違いが様々な宗派を生み出したと
考えるほうが良いかもしれませんね。
もちろん、同じお釈迦様の教えという意味では、変わりはありません。
(近藤)では、なぜ「お経」は、そんなに沢山数があるんでしょうか?
(荒木)お釈迦様は人に教えを説く時、教えを受ける一人一人の資質に合わせて、
丁寧に説かれたと伝えられています。これは色々な病気にそれぞれ適応した
薬を与えるということに譬えられて、「応病与薬(おうびょうよやく)」とも言われ
ているんですが、このお釈迦様の人々に対する深い思いやりの心が、そのま
ま「お経」の数の多さとして残ってきたともいえます
(近藤)なるほど。
「お経」の数の多さは、お釈迦様の私たちを思いやる心の表れだったんです
ね。なにかジーンと来るものを感じてしまいますね。
今日は、「お経」について、福宝の新発田店の荒木さんに教えていただきまし
た。ありがとうございました。
