平成22年12月17日放送 仏壇の造り
仏事の泉「仏壇の造り」平成22年12月17日放送
(近藤)知りたかった仏事の疑問にお答えする仏事の泉のコーナーです。
教えてくださるのは、福宝五泉店の銭重さんです。
よろしくお願いします。
(銭重)よろしくお原軌、します。
(近藤)今日は、『仏壇の造り』についていろいろと教えていただきたいと思います。
お仏壇には扉がありますよね。これには何か意味があるんですか?
(銭重)はい、以前、お仏壇は小さなお寺だとお話しました。
一説には、仏壇の扉はお寺の山門を見立てたものともいわれています。
また、お寺の本堂の内陣と外陣の境には、結界や巻障子などがありますが、
仏壇の内側に付いた障子戸は、それに代わるものといわれています。
| 障子戸 |
(近藤)なるほど。この扉、夜は閉めるものなんでしょうか?
それとも開けっ放しにしておいてもいいものなんでしょうか?
(銭重)それについては、各宗派のお参りの作法によって変わってきますので、
詳しくは、それぞれ自分の宗派のお寺様に聞いてください。
閉める場合と、開けっ放しでもかまわない場合とどちらも有るはずです。
(近藤)わかりました。中の構造を教えていただけますか?
(鏡重)はい、仏壇の中心になっているのがこちらの須弥壇(しゅみだん)です。
その上にあるのが宮殿(くうでん)で、ご本尊を祀るところです。
もともと仏壇とは、このご本尊をお祀りするためのもので、位牌やお札などを
入れるためのものではありません。
あと、金仏壇の作りには、宗派による違いもあります。
(近藤)たとえば?
(鏡重)真宗大谷派、いわゆるお東の場合、宮殿の屋根が二重になります。
そして、柱が黒、高欄という部分は朱になります。
| 大谷派 宮殿の屋根 | 大谷派 扉・障子・柱 |
(近藤)そして、こちらは?
(銭重)浄土真宗本願寺派、いわゆるお西の場合の金仏壇ですが、宮殿の屋根が
一層で、柱が金色、高欄も基本的に金色になります。
| 本願寺派 宮殿の屋根 | 本願寺派 扉・障子・柱 |
(近藤)その他の宗派では?
| 仏光寺派 宮殿の屋根 | 曹洞宗・真言宗・日蓮宗・浄土宗など |
(銭重)柱が朱色になることもありますし、金柱を使うこともあります。
(近藤)(~受けて)わかりました。
今日は、『仏壇の造り』について教えていただきました。
ありがとうございました。
