平成23年 6月17日放送 お墓と日本人
仏事の泉 『お墓と日本人』 平成23年6月17日(金)放送
(近藤)知りたかった仏事の疑問にお答えする「仏事の泉」のコーナーです。
今日教えて下さるのは、福宝新発田店の木竜さんです。
よろしくお願いします。
(木竜)よろしくお願いします。
(近藤)さて、今回、新発田店では、お墓に関するあれこれを勉強しています。
今日は、私たち日本人とお墓の関係について教えて下さい。
(木竜)はい、日本各地の縄文時代や弥生時代の遺跡から、たくさんの埋葬跡が
見つかっています。
(近藤)どのようなお墓だったのでしょうか?
(木竜)集団墓地を形成していることが多かったようですね。
古いものでは、穴を掘ったところに、そのまま埋葬して、中には土の上に
自然石などを置いたものも、数多く見つかっています。
弥生時代に入りますと、甕棺や石棺などの棺が使われるようにもなりました。
(近藤)お墓参りは、有ったのですか?
(木竜)いいえ、この時代の日本のお墓は、単に遺体を埋葬しただけで、お墓参り
の習慣は、まだ無かったようです。
(近藤)へえ、古代の日本人は、お墓参りをしなかったかもしれないのですか?
では、いつ頃から、変わって来たのでしょうか?
(木竜)6世紀の中頃、飛鳥時代に仏教が日本に伝来したことが、お墓にも大きく
影響したようです。
(近藤)仏教の影響といいますと?
(木竜)仏教では、死を穢れとして遠ざけることはしません。
むしろ、亡くなられた方を仏さまとして敬い、手を合わせて行くのが仏教の
心です。
(近藤)つまり、お墓も穢れや恐れよりも、敬意と崇拝の対象と成っていったという
わけですね。
(木竜)そういうことなんです。
また、火葬が広く行われるようになり、五輪塔のような石塔も多く建てられる
ようになりました。
そして、これが現在の墓石へと形を変えて行きます。
(近藤)なるほど。
日本のお墓には、仏教に触れた日本人の心が感じられるというわけですね。
今日は「お墓と日本人の関係」について福宝新発田店の木竜さんに教えて
いただきました。
ありがとうございました。
