2018(平成30)年7月
ご挨拶
去る4月3日、平成30年度新潟県仏教会理事会を開催いたしました。 おかげさまで、平成29年度決算、平成30年度予算をご承認いただきました。
これは、私ども県仏の1年目の活動がご承認いただいたことにもなり、ホッと胸をなで下ろしました。
また、寄付金収入が増えたことで、全体の収入も増加いたしました。深く感謝申し上げます。
さらに、木曾理事から、今年は井上円了の百回忌であり、来年は長岡仏教会も関わって百周年の記念事業をおこなうことを、西脇副会長からは高田仏教会でグリーフケア関連の講演会をおこなう予定であることを承りました。
さて、かつて地球には、私たちの祖先ホモ・サピエンスと別種の人類ネアンデルタール人が共存していたことはご承知のとおりです。前者は後者よりも体力が劣り、脳の重さも軽かったにもかかわらず、なぜ、前者だけが生き残り、後者は滅亡してしまったのでしょうか?
その原因は、一説に前者は数百人からなる大きな集団を作って生活していたが、後者はせいぜいで十数人の集団しか作っていなかったゆえ、と言われています。
ホモ・サピエンスは大人数で協力し合い、大人数であるがゆえに新たな狩りの道具を発明し、さまざまな工夫によって生活を向上させていきました。それに比べてネアンデルタール人は、家族程度の集団しか作れず少人数だったせいで、狩りの技術を発達させることもできませんでした。彼らはマンモスやバイソンなどの大型動物を狩る、レスラーのように筋肉隆々の屈強なハンターでした。しかし、力に任せた彼らの狩りは、いつも危険と隣り合わせで成功する確率も低く、氷河時代の最終期に、寒さがますます厳しくなると、獲物が少なくなり、ついに滅亡してしまった、というのです。
このように、今の私たち人類があるのは、大きな社会を作り、協力し合い、連帯してきたからこそであります。
先の理事会では、木曾理事から長岡仏教会の花まつりについて歴史や実施状況、方策を、また西脇副会長からは同じく高田仏教会の花まつりについてのお話もうかがいました。その上、西脇副会長は懇親会の折に、子どもたちを集めたイベントで、子どもたちを楽しませ、一瞬にして静かにさせて注目させる方法を実演をまじえてご紹介くださいました。
事務局の若手僧侶たちの刺激となり、同様の行事をおこなうときのたいへんよい参考になりました。これこそが連帯のたまものであり、集まってコミュニケーションを取り、情報を交換できる県仏という組織の存在価値のひとつであろうと思います。
これからも手を携えて、各寺院の発展のために連帯して参りましょう。
2018(平成30)年7月
新潟県仏教会会長 寺﨑敬道
合掌
