平成22年 7月 9日放送 供養について

仏事の泉 「供養について」平成22年7月9日放送

(近藤)知りたかった仏事の疑問にお答えする「仏事の泉」のコーナーです。
    教えて下さるのは、福宝佐渡店の中浜さんです。
    よろしくお願いします。

(中浜) よろしくお願いします。

(近藤)さて、今日のテーマは日頃、当たり前のように使っている「供養(くよう)」
    という言葉です。
    今日は、きちんと勉強したいと思います。
    そもそも、「供養」とは、どういう意味なんでしょうか?

(中浜)はい、現在では「追善(ついぜん)供養」や「施餓鬼(せがき)供養」
    「開眼(かいげん)供養」など仏教行事をさして使う場合が多いですが、
    本来は、仏教に帰依した人々が仏さまや僧侶にたいして、敬いの心をもって
    奉仕し供物(くもつ)をささげることを言いました。

(近藤)そうなんですか。
    その時の供物というのは、食べ物の事ですか?

(中浜)食べ物もそうですが、他にも衣服や寝具・薬なども供物としてささげられ
    ました。
    また、長い歴史の中で、仏さまを敬う心や徳をたたえる思いなどの、
    精神的な敬虔(けいけん)な帰依の姿を示すことも、同じく供養と表現される
    ようになりました。

(近藤)物を供えることだけが供養じゃないんですね。
    それから、供養すると何か良いことがあるんですか?

(中浜)そうですね~。
    供養を布施行(ふせぎょう)の一つとすれば、結果としての功徳も考えられ
    ないこともありませんが、もともと供養は自分の損得でするものではありま
    せんからね。
    むしろ、自分の大切なものをささげることに意味があります。
    たとえば、それが物であっても心であっても、自分の欲を捨てて誠意を持って
    施すことが、まさに仏さまの教えに適うわけです。

(近藤)なるほど。日頃の自分中心の考え方を、あらためて見直すことが供養の
    基本と言うことですね。
    今日は、福宝佐渡店の中浜さんに「供養」について教えていただきました。
    ありがとうございました。

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