平成21年8月20日放送 忌明け後の心得
仏事の泉「忌明け後の心得」 平成21年8月20日放送
(近藤)知りたかった仏事の疑問にお答えする「仏事の泉」のコーナーです。
今週も福宝南魚沼店の諸橋さんに伺います。よろしくお願いします。
(諸橋)よろしくお願いします。
(近藤)今週は「忌明け後の心得」について伺います。
諸橋さん、まず、忌中(きちゅう)と忌明け(きあけ)について教えてください。
(諸橋)はい、まず「忌中」ですが、浄土真宗以外の殆どの宗派では、死者の霊は
亡くなってから四十九日の間、行き先が決まらずにさまよっているといわれて
います。この四十九日の期間を「忌中」と言います。そして、この期間にご遺
族が丁寧にご供養することで、亡くなられた方が無事に成仏できると言うので
す。これが四十九日法要にあたり、これを終えると「忌明け」になります。しか
し、浄土真宗では「即得往生(そくとくおうじょう)」といって、四十九日間をさま
よう事無く直ちに往生がかなうと説かれていますので、他の宗派とは大きく意
味が変わってきます。
(近藤)なるほど。
では、忌明け後の心得ですが、どのようなことを大切にして行けばいいでしょ
うか。
(諸橋)はい、お盆やお彼岸は当り前ですが、「百か日法要」「一周忌」、その翌年の
「三回忌」などの法要を行うことが大切です。
(近藤)なるほど、以前から一つ気になっていたんですが、1年後が「一周忌」はわか
るんですが、2年後が「三回忌」なんですよね。
この数え方について教えてください。
(諸橋)一周忌というのは「満」で数えます。でも三回忌からは「数え」で計算します。
(近藤)なるほど、つまり1年後が「一周忌」。2年後が「三回忌」・・・ということは6年
後は数えで計算するから「七回忌」ということですね。
(諸橋)はい、その通りです。
(近藤)追善供養はいつごろまで続ければいいのでしょうか。
(諸橋)はい、「三十三回忌」の後は「五十回忌」「百回忌」と五十年ごとの法要とな
り、決して終わりが有るわけではないのですが、一般的には「三十三回忌」で
終わる方が多いようです。
(近藤)それは、何か理由があるんでしょうか。
(諸橋)はい、まあこれも宗派によりますが初七日から三十三回忌までの13の法要
を十三仏事と言います。そして、その法要をそれぞれ司る仏様を特に十三仏
と呼んでいますが、この考え方に依るところも大きいようです。
(近藤)なるほど十三仏ですか。
追善供養と思いながらも、本当は私達のほうが仏様の前に座らされているの
かもしれませんね。
