平成21年7月23日放送 お墓の形

仏事の泉「墓石の形」 平成21年7月23日放送

近藤「知りたかった仏事の疑問にお答えする仏事の泉のコーナーです。
  教えてくださるのは、仏壇墓石の福宝上越店の安達さんです。
  よろしくお願いします。」

安達「~よろしくお願いします~」

近藤「前回は墓石についていろいろとうかがったんですが、今日はお墓の形につい
   て教えていただきたいと思います。お墓の形も最近はいろいろあるようですね」

安達「人それぞれ考え方や好みが多様化してきましたので、墓石の形も多様化
   してきました。ニューデザインの墓石なども登場しました。」

近藤「どういったものがあるんですか?」

安達「まずは、江戸時代から使われている‘和型墓石’
  以前にもお話しましたお釈迦様の遺骨を納めた‘仏舎利塔’をインドの言葉で
  ストゥーパーと言います。これを日本では「卒塔婆(そとうば)」と書き、ここから
  背の高い先のとがった建物を‘塔’というようになったんです。ですから、もともと
  のお墓の形は五輪塔のような‘塔’なんですね。‘和型墓石’はこの伝統を受け
  継いでいるんです。見た目も安定感があって美しく、親しみやすさがあります
  よね。」

五輪塔

近藤「最近の傾向はありますか?」

安達「そうですね。和型の墓石にもさまざまな加工が加えられ、伝統的な外観なんで
   すが、充実感のある造りになってきています」

和型の墓石

近藤「洋風の墓石も増えているそうですね」

安達「はい、西洋風の霊園が出てきたことや、耐震面を考えての洋型墓石も増えて
   いるようです。」

洋風の墓石

近藤「どんな特徴があるんですか?」

安達「見た目がモダンですね。しかもお墓としての格調も損なわないなど、いろいろ
   といい点もあります。ただ、お墓には浄土真宗や浄土宗では‘南無阿弥陀仏’
   日蓮宗では‘南無妙法蓮華経’など、それぞれの宗派にとって大切な言葉を
   入れるのが良いのですが、洋型ではその形からこのような言葉が入らない
   場合があります。そこで‘愛’といった自分の好きな仏教にゆかりのある文字
   を彫る人も多いようです。」

南無阿弥陀仏南無妙法蓮華経

近藤「確かにそういった墓石を見かけることがありますね」

安達「他にも、ニューデザイン墓石というものもあるんですよ」

近藤「どういったものですか?」

安達「自由な発想で造った、モニュメントのような墓石です。将棋が好きだったから
   将棋盤の形をしたお墓や趣味のオートバイの形をしたお墓などもあります。し
   かし、こういったお墓は、宗教的な意味合いが薄い‘記念碑’に近いものです
   から、特にお寺の墓地に建てるときは、そこのご住職とよく相談することが必要
   ですね。」

ニューデザイン墓石

近藤「なるほど、そうですね。今日は墓石の形について教えていただきました。あり
   がとうございました。」

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