平成21年4月23日放送 宗派と仏壇

仏事の泉「宗派と仏壇」平成21年 4月23日放送

(近藤)知りたかった仏事の疑問にお答えする仏事の泉のコーナーです。
    教えてくださるのは仏壇墓石の福宝五泉店の田村さんです。
    よろしくお願いします。

(田村)お願いします。

(近藤)田村さん、仏教には宗派がありますよね。あちこちの法事に行くとお参りの
    仕方が微妙に違っていたりして戸惑うことがあるんですが、そもそも宗派と
    は何なんでしょうか。

(田村)はい。皆さんご存知かと思いますが、仏教は2500年ほど前にインドで生ま
    れたお釈迦様が開いて、6世紀に朝鮮半島の百済から日本へと伝わってき
    ました。でも、長い歴史の中で仏の悟りを目指すための方法論や、経典解
    釈の違いなどから徐々に分かれていったんですね。

(近藤)現在宗派はいくつあるんですか?

(田村)その前に、宗と派の違いはお解かりですか?

(近藤)・・・・?

(田村)浄土真宗・曹洞宗・真言宗など何々宗といったものが宗名です。そして真宗
    大谷派や浄土真宗本願寺派というように、何々派といった時が宗派名という
    ことになります。宗派の数は小さいものまで数え上げれば百以上にもなりま
    す。

(近藤)教えの違いを理解するにはかなり勉強しないとだめなんでしょうけど、具体的
    に宗派による違いを教えてください。

(田村)では、仏壇の造りで見てみましょう。
    仏壇には金仏壇と唐木仏壇の2種類あります。
    金仏壇は金箔と漆で仕上げたもの。
    唐木仏壇は黒檀や紫檀、ケヤキ、桜などを使って木目を生かして仕上げたも
    のなんですが、唐木仏壇はすべての宗派共通で使うことができます。

唐木仏壇

(近藤)特に決まりはないということですね。

(田村)そうですね。とはいっても浄土真宗では、圧倒的に金仏壇が多いですね。
    さらに浄土真宗だけですが金仏壇に決まりがあるんです。
    大谷派、いわゆるお東の場合、こちら宮殿というんですが宮殿の屋根が
    2重になります。そして柱が黒、高欄という部分は朱色になります。

大谷派の仏壇宮殿の屋根が二重

(近藤)そしてこちらの仏壇は?

(田村)本願寺派、いわゆるお西の場合の金仏壇になりますが宮殿の屋根が1層
    で柱が金色、高欄も基本的に金色になります。

本願寺派の仏壇宮殿の屋根が一層

(近藤)そのほかの宗派では?

(田村)主に柱が朱色になりますが、金柱を使うこともあります。

浄土真宗以外の宗派

(近藤)ということは仏壇を見ると宗派の見当が付くということですね。
    田村さん、ありがとうございました。

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